猫に炭水化物は必要?

よく、猫の食事として「ねこまんま」と呼ばれているご飯があります。また、猫の主食に人間の残飯をあげている人もいます。しかし、猫は肉食動物なので、このような 炭水化物を中心とした食事でも大丈夫なのでしょうか?

猫にとっての炭水化物とは?

肉食動物にとって、1番重要な栄養素は「タンパク質」です。体内の作りも主にタンパク質を摂取するように作られています。
「なら、猫にとって炭水化物は不要ではないのか?」と思いますが、不要ではありません。少量の炭水化物は必要なのです。

本来猫はどうやって炭水化物を摂取していたの?

野生の猫たちはどうやって炭水化物を摂取しているのか気になります。肉食動物である猫は、餌となる小動物や鳥をまるごと1匹食べているのです。餌となる小動物や鳥はほとんどがタンパク質で、全体の10%が炭水化物です。猫は炭水化物を消化吸収することが苦手ですが、この10%ぐらいの炭水化物であれば、健康面に問題は無いといわれています。

キャットフードに含まれている炭水化物の割合は?

キャットフードに含まれている炭水化物の割合は30%~40%といわれています。

野生の猫は炭水化物が少なくてよくて、飼い猫は多い方がいいというわけではありません。キャットフードに含まれている炭水化物の割合が高すぎるのです。
キャットフードによっては穀物、炭水化物が主原料となるものがあります。

キャットフードのパッケージに成分表が書かれているので注意してみましょう。原材料は使用されている量が多い順番に記載されています。そのため「穀物」の名前が始めに書かれているものは炭水化物の割合が高いです。「チキン」「ターキー」「サーモン」など肉や魚の原材料が明確に記載されているものを選びましょう。

炭水化物の摂りすぎには注意

全てのキャットフードが炭水化物の割合が高いわけではありません。タンパク質を主体とするキャットフードはもちろんありますので、選ぶ際には成分表を必ず確認してください。
そして、炭水化物の量は35%以下のものを選びましょう。

タンパク質を主体とするキャットフードがあるのに、なぜ、穀物主体のキャットフードがあるのか。
それは製造上のコスト削減のためです。キャットフードの単価を安くするために穀物を多く使う必要があるのです。そのような猫の健康を二の次に考えた安価なキャットフードが数多くあるため、昨今では猫の肥満や糖尿病が問題視されています。これは猫も人間と同じで、炭水化物の過剰摂取が原因のひとつです。愛猫が好きなものを食べさせることが一番ですが、健康を考えると炭水化物の多いキャットフードの見直しは必要です。